不動産特有のリスクとREIT投資のリスク

REIT投資のデメリットやリスクを考えていきます。まず、投資でありますので元本の変動があります。普通の不動産投資の場合も当然時価は存在しますが、REITの場合証券市場で常に値が決まっているので価格変動を感じやすくなっています。また、REITならではのリスクもいくつか存在します。

不動産特有のリスク

REITの収入はオフィスや店舗、住宅等からの「賃料収入」がベースとなります。たとえば、住宅系は景気の変動による影響を受けにくいですが、オフィス系は受けやすいといった特徴もあります。また、その不動産という実物資産に対する特有のリスクがあります。たとえば地震や火災、洪水などの自然災害によるリスク。また、入居者がいなくなってしまったり、賃料が支払われなかったりするリスクもあります。

景気変動による入居率の変化

当然ですが、オフィスなどは新規に借りたい事業者が増えることにより不動産需要が増加します。 一方で景気の悪化などはビルの賃貸需要下落となり、入居率(稼働率)の低下とつながります。
当然ですが稼働率の低下は賃料収入の減少に直結しており、収益性が低下します。

また、周辺のビル供給量なども、オフィス賃料・稼働率に大きな影響を与えます。物件の過剰供給が続くとその分収入が減少するリスクがあります。

 

災害等による不動産の損壊リスク

不動産は実物資産ですので、この資産が毀損するリスクがあります。たとえば火災や地震、台風等の自然災害による建物へのダメージなどは大きなリスクの一つです。