REITへの投資はJ-REIT銘柄への直接投資以外にも「ETF」を使った投資や「投資信託」を使って投資することもできます。J-REIT直接投資との違いを説明します。
投資信託の中には、REITへの投資を専門とするファンドがあります。「J-REIT・リサーチオープン」のようにJ-REITへ投資をする投資信託です。J-REITの一口当たりの価格が高くなっている中、このような投資信託を使いREIT投資をする方も増えています。
また、海外系の不動産REITを組み込んだ投資信託が多いです。
基本的にREIT投信は、複数のREITに投資をしているにすぎません。
その上、投資信託を組む以上は「販売手数料」「信託報酬」といった投資信託の手数料がさらに上乗せされている形になるので、コスト的にはREITに直接投資をする方が賢いといえます。
※投資信託のコストについては「投資信託の手数料」を参考にしてください。
じゃあ、REIT投信に投資をするメリットって何なのでしょうか?
一つは海外系のREITのように投資がしにくい商品については、日本国内の証券会社で分かりやすく購入できるというのは魅力かもしれません。
また、もう一つは投資金額が挙げられます。REITファンドの場合はだいたい1000円単位くらいから投資をすることができます。その一方でREITの場合は最低投資金額が10万円を超える水準となっているのが普通です。
そのような少額投資や少額による積立投資を考えているという方にとってはREIT投信の方がREIT直接投資より魅力的なのかもしれません。