REITを実際に売買する上の流れを解説していきます。REITを購入するには原則として証券会社を通じて購入します。売買は普通の株式投資とほとんど同じように行われます。ここでは、買い方や売り方などを実際の例を見ながら解説していきます。
REITの売買は普通の株式と同じように注文を出します。REITにも株と同じように4ケタの銘柄コードが振られているのでそれで注文を出せます。注文の出し方も株と同じです。注文の出し方を知っている方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。
売買するREITを選ぶ
まずは投資対象となるREITを選びます。すでに銘柄が決まっている場合は証券コードと呼ばれる「4ケタの数字」や「投資信託法人名」検索して投資をするREITを決めましょう。まだ、投資対象が決まっていない場合は「J-REIT銘柄研究」などを使って投資対象を決めてください。
売買する価格の決め方
REITの売買注文を出す場合、価格を決める必要があります。価格の決め方は投資家が価格をしている「指値」という方法と、価格を決めない「成行」という方法があります。以下、それぞれのメリット・デメリットです。
・指値
価格と数量を投資家が指定する方法。指定した価格でないと売買が成立しません。たとえば買い注文の場合、思わぬ価格でREIT売買が成立するリスクはありませんが、あなたが指定した価格での売り注文が出てこない限り売買は成立しません。
・成行
価格を指定せずに数量だけをしているする方法です。たとえば買い注文の場合、証券取引所に提示されている売り注文の中からあなたにとって一番有利な価格で売りに出ている注文で買う形になります。売り注文が出ていれば売買は必ず成立しますが、売り注文が出ていない場合や極端に少ないような場合、思わぬ高い金額で買い付けとなってしまうリスクもあります。
REITの売買注文情報の見方を説明していきます。下記は参考用にキャプチャした「板」と呼ばれる、売買状況をしめした画像です。画像は「SBI証券」の画像です。
青で囲っている部分が現在出されている「指値」買い注文の数量とその価格。赤で囲っている部分が現在出されている「指値」売り注文の数量と価格を示しています。この買い注文と売り注文によって現在の価格(投資口価格)が決定するようになっています。
ちなみに、上の状態で成行注文で20口の買い注文を出すと760000円で20個約定(売買成立)します。逆に、成行で30口の売り注文を出した場合759000円で29口成立しますが1口不足しますので、その下の758000円で残りの1口(合計30口)の売買が成立する形になります。ご理解いただけたでしょうか?
板情報の見方については「参考サイト:板(気配値)の見方(外部サイト)」もご参照ください。